
メンタルヘルス・ADHDマネージメント
薬物治療と心理療法を組み合わせた包括的サポート
当クリニックでは、うつ病、不安障害、ストレス関連症状などのメンタルヘルス領域において、 薬物治療と心理療法の両方を組み合わせたケアを提供しています。
IFS(内的家族システム)や Havening® などの心理療法を取り入れ、生活習慣やマインドセットの見直しを通じて、 心身のバランスを回復します。
ADHDの薬物治療については、2025年現在、ニュージーランドの精神科医によって診断が既につけられ、中枢神経刺激薬による薬物療法を勧められた方のみ、こちらのクリニックから中枢神経刺激薬の処方をすることができます。
その他のADHDの薬は、ADHDの診断が既についている方であれば、処方可能です。
日本でADHDの診断を受け、ニュージーランドに滞在、または移住される方はこちらの私のnoteの記事をよく読んでください。
ADHD診療の3つの条件(中枢神経刺激薬を希望される場合)
📝 ニュージーランドの精神科診断書の提出
ニュージーランドの精神科医または小児精神科医による診断書で、 ADHDの診断名と中枢神経刺激薬(メチルフェニデート、デキサンフェタミン、リスデキサアンフェタミン)の使用推奨が明記されている必要があります。
海外からの方は、診断時のレポートと最新のかかりつけ医レポートもご提出ください。
当クリニックでは、ニュージーランドで最初の処方箋を出すことはできません。
🔑 Special Authority番号
公立医療が無料のビザの方は、政府ファンディングのためにSA番号が必要です。 既に発行済みの場合は番号を提示してください。
公立医療を受けられない方も、ニュージーランドの精神科医または小児科医による使用推奨が必要です。
📂 初診前の書類提出
診断書・SA番号など必要書類は初診前にご提出ください。 書類確認後、診療可否と進め方をご案内します。
当院の方針
- 薬物治療と心理療法を組み合わせ、生活全体の改善を目指します
- 薬のみの治療も可能ですが、薬のみをご希望の場合は他院をご案内する場合があります
- 治療のゴールは症状の軽減だけでなく、自己管理能力や自信の回復です
対応可能な心理療法
IFS(Internal Family Systems)
心の中の複数の「パーツ」に着目し、その役割や葛藤を理解・調整するアプローチ。 PTSD・不安・抑うつ・依存・慢性痛など多様な症状に用いられています。
Havening Techniques®
タッチとイメージを用いて扁桃体の反応を鎮静化し、 トラウマ記憶や恐怖反応の軽減を目指す技法。 急性ストレス・恐怖症・悲嘆などに活用されます。
※ 必要に応じてACT・CBT・コーチング等も組み合わせ、医療的安全性に配慮して実施します。
※ 状況により診療をお受けできない場合があります。
ご予約前の確認事項
- 2025年8月現在、総合診療科医がADHDの診断をすることは許可されていないので、こちらのクリニックでは、ADHDの診断や中枢神経刺激薬の最初の処方はできないことをご理解ください。
- ADHDのマネージメントに関する診療をご希望の方は、初診前の書類提出(診断書・SA番号 等)が必要です。
- 書類確認後に診療可否と初回方針をご案内します。
- メンタルヘルスに関する初診は通常約60分、オンラインで行います。