
病名にとらわれない
全人的ケアを目指して
野田徳子(ノダノリコ)MD PhD
外科医から総合診療科医、そしてメンタルヘルスプラクティショナーへ
日本で外科医だった私が、ここニュージーランドで総合診療科医になり、メンタルヘルスをサブスペシャリティーにする事になったのは、偶然と必然が絡み合ったもののように感じます。
その中で「症状だけでなく、その人全体を理解し支える医療」の大切さを深く感じ、現在はメンタルヘルスを専門とするプラクティショナーとしても活動しています。
外科医をしていたときに、(何か自分には足りない)と感じていたものが、総合診療科医になり、そしてメンタルヘルスプラクティショナーになることで、満たされつつある感じがします。
肥満や糖尿病、長引くうつ症状など、身体と心の問題は密接に関わっています。薬の処方だけでは根本的な改善にはつながらないことも多く、マインドセットや自己理解のサポートが欠かせません。
私は、IFS(内的家族システム)、CPS(コラボラティブ・プロブレム・ソルビング)、Havening Techniques®など、心理療法・コーチングのアプローチを統合し、ニューロダイバーシティ(発達・認知の多様性)にも配慮した包括的なケアを行っています。
CPSを用いた子育て支援や、成人ADHDのマネージメントも重視しています。
また、このウェブサイトやブログ『ニュージーランドで医師として考えること』(nzdoctor.net)、講演活動などを通じて、ニュージーランド在住や訪問中の日本人の皆様の身体的・精神的健康の支援にも努めています。
野田徳子
経歴
名古屋大学医学部卒業、日本で医師免許・博士号取得
国立がんセンターなどで外科医として後期研修
2002年 ニュージーランドへ移住、医師免許取得
ファンガレイ・ベース・ホスピタルで初期研修修了後、総合診療科専門医課程へ
2014年 総合診療科(GP)専門医資格取得
現在:
Noriko Noda Medical & Coachingで日本語によるオンライン診療(日本からの旅行者・短期滞在者対象)
Bush Road Medical Centre(Whangarei ファンガレイ)で診療
Chuckle Factory(メンタルヘルスクリニック)で成人ADHDを中心にサポート
医療とケアのアプローチ
総合診療科医としての経験に加え、以下の手法を統合しています。
- カウンセリング(CBT、ACT、DBT)
- コーチング(プロフェッショナルコーチ資格)
- 心理療法(Internal Family Systems: IFS)(2025年レベル1)
- Havening Techniques®(ソマトセンソリー療法)(2023年公認プラクティショナー)
- Collaborative Problem Solving®(CPS)公認プラクティショナー (2024年日本人初)
これらを組み合わせ、標準的な診療枠に縛られない柔軟なサポートを提供します。
専門領域
- 総合診療科診療(General Practice)
- 成人ADHDマネージメント
- 薬を使わない心理療法(IFS -インフォームド、レベル1・Havening- 公認プラクティショナー)
- 親も育つ子育て©️(Thriving Parenting©️)
- Collaborative Problem Solving®(CPS)公認プラクティショナー
ビジョン
国や文化の枠を超えて、機能不全な子育てのサイクルを終わらせ、現世代・次世代が健やかに成長できる社会をつくること。
そして、メンタルヘルスのパンデミックを終わらせること。
関連リンク
- ブログ:『ニュージーランドで医師として考えること』
- ブログ:note.com
- 所属クリニック:Bush Road Medical Centre、Chuckle Factory





趣味

アマチュアのクラフターとして、特にウェアラブルアート制作に情熱を注いでいます。ものづくりは、日々の役割から離れ、自分の世界に没頭できる大切な時間です。
写真は、ニュージーランド・ウェリントンで開催される「World of Wearable Art」ショーでファイナリストに選ばれた作品達です。

